<高校野球西東京大会:中大杉並18-2明星学園>◇12日◇1回戦

 中大杉並が18得点の猛攻で、明星学園に6回コールド勝ちした。6回に打者15人を送り込み、6安打で11点を挙げた。4番の大木渉外野手(3年)は、4回に右翼ポール直撃のソロ本塁打を放ったほか、6回2死満塁でタイムリー三塁打で走者を一掃させ、主砲の役割を果たした。

 2回戦では、全国選手権4度出場の桜美林と対戦する。08年に3回戦でコールド負けした相手でもある。当時の先発投手だった岩井恵介さん(20)は現在、中大に通いながら母校のコーチをしている。「きっちり守って、リズムでつないでいければいい。悔しさを晴らしてほしい」。3失点で無念の降板をした自分の雪辱を、後輩に託した。沢野雄治監督(39)は、「今度は勝負したい。中盤までもつれ込めれば」と、勝算をはじき出していた。