<高校野球・秋季東京大会:桜美林11-1堀越>◇5日◇1回戦◇神宮第2

 元パイレーツ桑田真澄氏の長男、桜美林の真樹外野手(1年)が初戦の堀越戦に臨み、4打数1安打で11-1と大勝した。「3番中堅」で先発出場。2打席連続三振で迎えた3打席目に、一塁への内野安打を放った。「4タコなんで次頑張りたい。ヒットだった?

 納得いかないです」と、無安打ととらえ、自分に対する厳しさをみせた。

 父の盟友、清原氏の引退はテレビで見た。幼少のころ、東京ドームで会ったことがある。「野球を辞めるのは寂しいことだと思った」と受け止めた。番長魂を継承し、夏以降は肉体強化に励んだ。「食べる量を増やした。ご飯4杯は食べる」と体重は7キロ増の75キロになった。全体練習後も素振りを繰り返し、地区大会は2本塁打。新チームから不動の3番を任される。

 次戦は11日に優勝候補の早実と対戦。優勝すればセンバツ出場が確実になる。「とにかくチームの勝利に貢献したい」と誓った。