12年秋のドラフトは「高校BIG3」に注目だ。愛工大名電(愛知)・浜田達郎(2年)は昨秋の明治神宮大会で準優勝した高校NO・1左腕。いち早く秋のドラフト候補をチェックした。

 「東海の剛腕」愛工大名電の左腕・浜田は最速147キロの直球と鋭いスライダーが武器だ。11月末の明治神宮大会では5日間で4試合をほぼ1人で投げ抜いた。準決勝・北照戦で左手中指のツメが割れたが「(指先の)感覚が分からなくなる」と処置せず登板。決勝・光星学院戦も171球で完投した。準優勝に終わったが、通算34回2/3で40奪三振で評価が高まった。

 1年秋からエース。「スナック菓子が好きで、ご飯代わりに食べてました」という食生活で、体重96キロとやや太めだった。88キロまで絞り込んだ昨夏の愛知県大会は決勝戦で至学館に敗れたが、球のキレが増して大きく成長した。センバツ出場はほぼ確実。聖地での腕試しを待ちわびている。

 ◆浜田達郎(はまだ・たつろう)1994年(平6)8月4日、名古屋市生まれ。愛工大名電では1年秋からエース。最速147キロ。181センチ、87キロ。左投げ左打ち。