島根県勢撃破は、俺にまかせろ!

 盛岡大付(岩手)は6日、立正大淞南(島根)との初戦に向けて神戸市内で練習を行った。東北勢と島根県勢の直近の対戦は、10年夏の1回戦。仙台育英が、9回に3点を奪って好投手の白根(現ソフトバンク)擁する開星を6-5で撃破した。当時のエース木村謙吾(現楽天)は、宮城・塩釜市出身。同郷の5番八木亮哉外野手(3年)は中学時代、木村と話したこともあるといい「自分も勝ちたい」と、“先輩”に続くつもりだ。

 花巻東・大谷翔平(3年)を撃破した強力打線の中で、岩手大会ではチームトップタイの打率5割。握力85キロの怪力で、この日も左打席から豪快な当たりを連発した。立正大淞南のエース山下真史(3年)は左投げだが、関口清治監督(35)は「八木は左も苦にしない」と期待する。「チャンスで必ず打ちたい」と意気込む八木が、甲子園初勝利に貢献する。【今井恵太】