<センバツ高校野球:平安0-8聖望学園>◇1日◇準々決勝

 平安(京都)は打線が沈黙し、完封負けで34年ぶりの4強入りを逃した。先発の川口亮(3年)ら投手陣が序盤で打ち込まれ、3回を終えた時点で0-8の劣勢。6回にチーム初安打から2死満塁の反撃機を迎えたが、山口篤史主将(3年=中堅手)が遊飛に倒れた。校名が「龍谷大平安」に正式に変わった日に「ラスト平安」の戦いも終わったが、原田英彦監督(47)は「本当に選手はよくやってくれたと思う。いろんな経験をしました」と、涙ながらに振り返っていた。