<センバツ高校野球:聖望学園0-9沖縄尚学>◇4日◇決勝

 投打がかみ合った沖縄尚学が9年ぶり2度目の優勝を決めた。打っては大技、小技を絡めて15安打9得点、投げては東浜が6安打完封の完勝だった。

 1回は先頭の伊古が三塁打し、暴投で先制。2回は新垣のスクイズバントで加点した。3回は代わった石田に5長短打を浴びせ一挙4点。5回の伊古の3点ランニング本塁打で試合を決めた。

 東浜はコースを丁寧に突き、打たせて取る投球がさえた。疲れの見えた中盤以降にピンチを招いたが、連打を許さなかった。

 聖望学園は頼みの先発、大塚が2回で降板したのが誤算だった。連投による疲労は隠せず、立ち上がりの制球難を突かれた。打線は最後まで狙い球を絞れず、7回2死満塁の好機も江藤が左飛に倒れた。