<センバツ高校野球:智弁和歌山2-1宇治山田商>◇30日◇3回戦

 中野晃成内野手(3年)は甲子園初安打にも悔しさをにじませた。昨夏の甲子園から無安打が続いてたが、この日、5回の第3打席目、甲子園通算15打席目に左中間を破る二塁打を放った。中野の父・雅也さん(47)は、三重・相可高の中堅手として29年前、夏の甲子園に出場。1回戦の鹿児島実戦では4打数2安打で3打点。その“父越え”を誓っていただけに「もっと打ちたかった」と言葉少なだった。