<高校野球和歌山大会>◇15日◇1回戦

 45年ぶりに雨で3日間順延された1回戦3試合が紀三井寺球場で行われ、第2試合に古豪の箕島が登場し2-0で熊野を下した。

 昨夏、初戦の桐蔭戦で敗れた箕島は、2年ぶりに白星スタートした。試合は昨年選抜大会を経験した箕島の4番太田亮左翼手(3年)が「後輩にやり方(結果)で甲子園の経験を伝えたい」と奮起。0-0の4回に先制中前打、7回には同球場通算555号となる左越えソロ本塁打を放つなど、1本塁打を含む3安打2打点の活躍で試合を決めた。熊野は毎回の10安打を放ったが決め手に欠き、悔し涙を流した。