<高校野球大分大会>◇27日◇決勝

 プロ注目の田中太一投手(3年)を擁する大分工が昨年の代表校の明豊を3-2で破り17年ぶり3度目の甲子園出場を決めた。田中は2失点完投。「今日は無理に三振を取りに行くより、相手の苦手なコースを突きました」と奪三振は3だったが、明豊の終盤の追い上げを振り切って1点差を守った。「今日負けたら監督を退く覚悟でした。選手がたくましくキラキラして見えました」と塔鼻充監督(54)は涙で目を潤ませた。