高校野球界にも元プロ監督の波が着実に押し寄せてきている。高校野球特集第2回は「プロ出身監督編」。甲子園にも元プロ旋風は吹くか。

 阪神、中日などでプレーした東洋大牛久(茨城)大野久監督(49)は「7年間やってきて最高」と、就任8年目のチームに自信を持つ。現役時代、師匠と仰ぐ阪神真弓監督から「3割と2割5分の差は、100打席でたったヒット5本」と、失敗時の気持ちの切り替えが重要だと教わった。ノーシードからの頂点を見据えている。