栃木県立鹿沼商工高校野球部の監督が試合中、部員2人のほおにびんたし、学校側から部活動に出ないよう謹慎処分を受けていたことが8日、同校や県高野連への取材で分かった。監督は学校に「激励のつもりだった」と説明しているという。曽羽幸一校長によると、監督は4月4日の練習試合中、部員2人にプレー内容を指導した際、2人の両ほおをそれぞれ4回びんたした。近くで見ていた部長が監督を制止した。県に匿名の通報があり、学校側は5月1日付で監督と部長を1カ月の謹慎処分にした。10日に開幕する栃木大会ではほかの顧問が監督を代行する。県高野連は「出場は問題ない」としている。