<高校野球愛媛大会>◇28日◇決勝

 宇和島東が、山本喬之(たかゆき)投手(3年)の投打にわたる活躍で済美に3-2でサヨナラ勝ちし、11年ぶりの代表切符を手にした。2-2で迎えた9回1死から右翼線に三塁打を放ってチャンスメーク。1死満塁からの犠飛で、サヨナラのホームイン。投げては4安打2失点で完投勝ち。元監督の上甲正典監督(63)率いる済美は昨夏3回戦で敗れた因縁があったが、雪辱した。山本は「腕を振って思い切って投げれば絶対に打たれないと思って投げた。甲子園でも自分の最高のピッチングをしたい」と意気込んだ。