今季限りでオリックスを自由契約となっていた馬原孝浩投手(34)が14日、現役引退を発表した。今季は故障のため9試合の登板にとどまっていた。

 球団には、今季の推定年俸1億3500万円から、野球協約で定める減額制限40%を超えるダウン提示を受け、自らの意思で自由契約を選択していた。

 馬原はマネジメント事務所を通じて「シーズンが終わって2カ月間、体の状態と照らし合わせ、自分のベストパフォーマンスができなくなったと判断した」とコメントを出した。

 九州共立大から04年に自由獲得枠でダイエー(現ソフトバンク)入り。ストッパーとしての地位を確立した。12年に右肩の手術を受けたが、オリックス移籍2年目の14年に55試合に登板し、32ホールドをマークした。通算成績は385試合に登板し23勝31敗、防御率2・83、通算182セーブは歴代7位。