阪神が来季、初めて「動作解析」の担当スコアラーを置くことが22日、明らかになった。今季まで一塁コーチを務め、投手のクセなどをチェックすることが得意な山脇光治氏(53)が来年1月1日付で就任。動作解析の専門職で、金本新監督の下、新体制となるチームの新しい試みだ。

 投手がけん制球を送るタイミングなどをチェックし、盗塁、走塁に生かす山脇氏のテクニックは球界では定評がある。ある球団の首脳陣も「あの人の投手のクセを盗む腕は一流でしょう」と話す。もちろんチーム内でもそれは知られており、金本監督は、山脇氏が現場を離れることを知るとすぐに連絡。さらに球団を通じ、スコアラー就任のオファーを出した。