古巣相手に、一矢を報いる1発となった。楽天今江敏晃内野手(32)が、0-12の9回2死から、完封目前だったロッテ石川の速球をバックスクリーンにたたき込んだ。

 「思い切っていこうと思った。ゼロで終わるのと1点で終わるのとでは、相手ピッチャーとしても違うはず」。チームが敗戦したため表情は固かったが、意地を見せた。

 20日の日本ハム戦に続き、2試合連続アーチと勢いに乗る今江は、「明日へいい流れになってくれれば」と気持ちを切り替えていた。