ようやく戻ってきた。下半身の張りからWBC日本代表を辞退。6日にチームに再合流すると地道に調整を重ねてきた。この日はわずか3イニングの出場だったが、打席にも立ち復調をアピール。三振に倒れるも「とにかく試合に出させてもらわないと」と実戦勘を取り戻す段階に入った。
開幕を見据える。岸との初バッテリーは3回1安打無失点。最速145キロの直球を100キロ台のカーブを駆使し、見事にリードした。「僕もチームも期待しているし、本人(岸)も一番勝ちたいと思う。協力していきたい」と同い年コンビでの勝利を誓う。梨田監督も開幕戦を想定したコンビかと問われ「だと思います」と即答。現状は出遅れているが「キャプテンだし、いろんな意味で嶋の存在が大きい」と信頼を寄せる。
思いを胸に秘める。WBCの日本代表から離脱。嶋は「テレビで見ていて正直試合に出たいと思う。あの場に一緒にいたかった」ともどかしさもある。だが、代表のベンチに飾られている自身のユニホームを見つけ、「うれしい」と仲間の心遣いに感謝。モチベーションへとつなげている。
今後は状態を見ながらの出場を続けるが、「キャッチャーはとっさの動きが多い、試合の中でどれだけ出来るか。開幕までにやっていきたい」と焦りはない。じっくりと最高の状態に仕上げる。【島根純】




