ソフトバンクが2試合続けて逆転満塁弾を記録した。この日は8番上林誠知外野手(21)が、2点を追う4回2死満塁から右翼ポール際中段へ突き刺した。

 今季は自主トレから後ろ足に体重を残す、広島鈴木を参考にした新打法に取り組んでいる。その効果か、2日間で3本塁打10打点に「今は自分のポイントで打てている」と胸を張った。工藤監督も「やっと打席の中で落ち着いてきた」と認めた。

 前日の甲斐拓也捕手(24)に続いて上林が満塁本塁打。チーム2試合連続満塁弾は16年8月28、30日中日以来になるが、ソフトバンクでは南海時代の64年8月4日に野村、5日に小池が打って以来、53年ぶり。また、上林は前日も3ランと2ランで5打点。09年4月7、8日広島戦の金本(阪神)以来となる2試合連続5打点以上の記録を、「8番打者」がマークした。