左太もも裏の肉離れで戦列離れていた日本ハム大谷翔平投手(22)が20日、約2カ月半ぶりに1軍に合流した。

 この日は札幌ドームでの全体練習日。ウオーミングアップ参加後は別メニューで調整した。

 屋外の天然芝のグラウンドでスパイクを履いてダッシュや切り返しの確認を行い、球場内ではキャッチボールやフリー打撃で39スイング中7本の柵越えを放ち、回復をアピールした。練習を見守った栗山英樹監督(56)は「いろいろ考えます。(状態が)思った通りではなかったので、丁寧に考えないと」と、今後について慎重な姿勢を見せていた。

 練習を終えた大谷は久しぶりの札幌ドームに「練習環境は変わっただけで、メニューは変わらないので」と振り返り「無事に1日、1日終われれば復帰に近づくと思う」と話していた。