西武が連敗を5で止め、6月28日に急逝した森慎二投手コーチへ追悼の白星を届けた。先発岡本が6回途中3失点と踏ん張り、後を受けたリリーフ陣も力投。打線は4番中村が今季3度目の1試合2発を放つなど、15安打で11得点を挙げた。

 辻発彦監督(58)は「やっと勝ったね」とホッとした表情。2点リードの9回に栗山、木村文の適時打、外崎、炭谷の犠飛で5点を奪った攻撃を「つなぐ意識を強く持って、こういう攻撃をしていけば大量得点になる。最後は理想的な形でした」とたたえた。

 投手陣にも「岡本は、この球場(の広さ)だし、神経を使ったと思うけど、よく投げてくれた」と評価。守備も好守で支え、「リズムのいいプレーが出れば、雰囲気もよくなる」と振り返った。