日本ハムは5連敗を喫し、借金が04年の北海道へ本拠地移転後ワーストとなる18に膨らんだ。

 プロ入り初先発を託された2年目の井口が柳田に初回の2ランと3回の適時打で3点を奪われ、序盤から先行された。打線は4回のレアードのソロ本塁打と、6回に代打出場の田中賢の適時打で2点を返したが、逆転できなかった。

 大谷は左太もも裏の肉離れから復帰後、本拠地では初めて「5番DH」で先発出場。主砲中田をプロ入り初の1番でスタメン起用するなど、打順を入れ替えて臨んだが、策ははまらなかった。

 中田の1番起用について栗山英樹監督(56)は「何がということはない。自分の中では思いを持ってやっている」。苦しいチーム状況に「選手にもファンの人にも嫌な思いをさせている。申し訳ない」と謝罪していた。