中日関係者から、岩瀬仁紀投手(42)の日本新記録950試合登板達成に喜びの声が上がった。1死一、二塁から坂本の右中間への大飛球を好捕した大島は「岩瀬さんの節目だったので勝ててよかった。打った瞬間は追いつけるかな、という感じだった」と振り返った。

 04年からの付き合いになる森監督は「コーチ、ヘッドコーチ、監督と、こき使ったところもあるけど、とんでもない記録。体と心の強さがないとできないこと。みんな喜んでいる」と祝福した。

 ブルペン担当の友利投手コーチは「今日は勝っていたら岩瀬で行かせてくれと言っていた。監督もそうだったと思う。本人が記録にこだわっていないのがすごいところ。1球1球をマウンドで強く表現してくれるからすごい」と舌を巻いた。担当スカウトだった近藤投手コーチは「新記録のときにセーブがしっかりついた。いい新記録の日になったかな」とホッとした様子だった。

 昨年、現役引退を考えていた岩瀬の慰留に努めた西山球団代表は「最高の場面で最高の記録。本当にすごい」とほめたたえた。