ロッテ伊東勤監督が成績不振の責任を取り、今季限りでユニホームを脱ぐことを明かした。休養はせず、今季最終戦まで指揮を執る。

 試合前練習が終わると、報道陣を集め自ら口を開いた。「仙台で、球団に今季限りでユニホームを脱がしてくれと言った。理由は、成績が思わしくないこと。早い段階で決めていたけど、言うタイミングがなかった」。

 「ファンを失望させた。現場の責任」。

 「性格的に途中で投げ出すのは嫌。休養して(監督)代行に迷惑をかけられない」。

 試合は1点リードの9回、抑えに復帰した益田が崩れ逆転負けで、借金が83年と91年に並ぶ球団史上最多タイの35となった。「最後の詰めがね。今年、勝てない原因のひとつ。残り40数試合。勝ち試合は後ろを決めておかないといけない」と言葉を絞り出した。