中日が今季初登板の山井大介投手(39)の投打にわたる活躍で、接戦を制した。DeNAに対して8カード目で初の勝ち越し。

 山井は6回まで2安打無失点の快投。7回先頭の筒香にソロを浴びて交代したが、初勝利を挙げた。お立ち台で「ナゴヤドームで投げられるのは幸せとあらためて感じた」と喜んだ。5回にはリードを2点に広げるプロ初本塁打。「中学以来なので本当にうれしかった。タイミングがたまたま合った。気持ちよかったです」と笑顔だった。

 森監督は「初登板で緊張していただろうけど、覚悟を持って臨んでいたと思う。いい結果になってよかった」と目を細めた。本塁打には「川上憲伸くらいかな、投手であんな打球を見たのは」と驚きを隠さなかった。

 山井はこの2年間不調に終わり、今季が3年契約の最終年。契約の見通しについて聞かれた指揮官は「もう、こういう投球したらしょうがないでしょう。我々が決めることじゃないけど」と太鼓判? も押していた。