5戦ぶりに野手出場した日本ハム大谷が、初回に先制中前適時打を放ち、野手では5試合連続安打&打点を記録。「打撃の感覚がどうなのかなと思っていましたけど、思ったより普通に入れました」。打点を挙げた試合はチームが10連勝。「神話」も継続した。

 初回の先制打は、ボールカウント2-1から3球フォークが続いたが、フルカウントで、しぶとくバットを合わせた。「芯で捉えられたので、打球もいい方向へ飛んだと思います」。8回にも変化球を強振せずに捉え、打球は中堅フェンス上部を直撃した。軽めのスイングで驚きの飛距離。あらためてネット裏のドジャース、アストロズなどメジャー関係者に高い能力を示した。

 4回途中64球を投げたソフトバンク戦から、中2日の打者出場で複数安打。今後もDHで起用されながら、次回登板を目指す「二刀流サイクル」に入った。大谷の打撃を問われた栗山監督は、いつものように「普通」と活躍をたたえることはないが、「普通」に戻れば存在感は飛び抜けている。