左手親指はく離骨折のため離脱したソフトバンク内川聖一外野手(35)が7日、筑後のファーム施設でティー打撃を再開した。

 7月23日ロッテ戦で負傷。今季絶望の可能性もあったが、10月上旬の1軍昇格も視野に、実戦復帰を目指していく。

 患部をガードしていたギプスが5日に外れ、前日6日にテニスボールでのティー打撃を行い、ノックも受けて患部の状態を確認。この日、約6週間ぶりに硬球を打った内川は「(状態は)別に何ともないです」と明かした。

 斉藤リハビリ担当コーチによると、今後はスイングの強度を徐々に上げ、20日すぎからマシン打撃を開始。9月末に2軍で実戦復帰するプランだ。内川は「現実は希望と違うから、ちょっと何とも言えない。毎日やってみないと分からない」と慎重だが、ポストシーズンでの完全復活を視野に、復帰への道を歩んでいく。