巨人は右肩のコンディション不良でファーム調整中の沢村拓一投手(29)について球団トレーナーの施術ミスがあった可能性が高いことを10日、明らかにした。

 2月25日に右肩に違和感を覚え、27日に同箇所にトレーナーからはり治療を施された。だが長期間、症状の思うような改善が見られず、複数の医師から「長胸神経まひ」と診断された。外的要因によるもので、はり治療で長胸神経まひとなり、前鋸(ぜんきょ)筋機能障害を引き起こした可能性が考えられるとの所見が出ているという。前日9日に石井球団社長、鹿取GM、当該トレーナーが沢村に謝罪し、沢村も受け入れた。鹿取GMは「状態はだいぶ良くなっている。本人も納得している」と話した。