ソフトバンク松坂大輔投手(37)が26日、来季も現役続行する意向を明言した。関東地方の病院での右肩のリハビリを終え、この日から福岡・筑後市のファーム施設に戻り、リハビリ組に合流。来季について初めて口にした。「続けるつもりがなければリハビリもしていない。もう1度マウンドに立ちたい。たとえ契約してもらえなくても諦めずにリハビリはやっていきます」。

 3年12億円の大型契約で日本球界に復帰し、今季が契約最終年。だが、1軍は昨季1イニング投げただけ。後藤球団社長は「来年も試合で投げられるというメドが立ちにくい場合は(契約は)難しい。故障が治れば、まだまだ年齢的にも体力的にもできるとは思う」と話す。大幅な条件見直しは避けられないが、復活をサポートする考えだ。

 松坂の心は折れていない。この日は約40メートルのキャッチボールに取り組み「前と比べれば全然違う。投げていても以前ほどストレスは感じない」と、表情にも明るさが戻ってきた。復活に向け「かなわないかもしれないが、今いるみんなと同じグラウンドに立てるように」と、決意をにじませた。【石橋隆雄】