8月の右足腓骨(ひこつ)骨折から復活し、中3日でCSに挑んだ阪神メッセンジャーが気迫のこもった投球で白星に導いた。106球を投げ、6回3安打無失点の力投。「とにかく、勝ちたい。もうそれだけ。金本監督と話をして、ボールを渡してくださったので、失望させるわけにもいかなかった。ファンの皆さんの期待にも応えたかったので」と振り返った。金本監督は「絶対にやってやるという気持ちがモロに出たピッチング」と称賛した。

 ▼メッセンジャーが14年1S第1戦、15年1S第2戦以来となるCS通算3勝目。プレーオフ、CSでの通算勝利は中田(中日、ソフトバンク)の6勝が最多だが、外国人投手ではバンデンハーク(ソフトバンク)に並ぶ最多タイ。