DeNAが雨中の乱打戦を制し、逆王手をかけた。ぬかるんだグラウンドに、序盤からシーソーゲームの展開。1点ビハインドの7回、2番梶谷隆幸外野手(29)が内野安打と失策で二塁まで進塁すると、猛攻が始まった。筒香嘉智外野手(25)のタイムリーを含め、7安打6得点のビッグイニング。今季最多21安打で1勝1敗に持ち込んだ。

 アレックス・ラミレス監督(42)は「厳しいコンディションでの試合であることは間違いなかった。投手もマウンドでベストを出すのは難しかった。けがも起こりえる。ヒットは出たが、半分はこの状況でなければ、そうならなかったと思う。7回は特別なイニングだった。勢いはうちにきて、より集中することができた」と振り返った。