北海道の国公立大で初めて指名を受けた。北海道教大岩見沢の斉藤誠人捕手(4年=札幌光星)が西武から育成2位で指名された。

 気温8度の岩見沢が一気にヒートアップした。ドラフト会議が始まってから3時間以上。育成の2位で名前を呼ばれた斉藤は「あきらめかけていたのでまさか自分がという感じ。お世話になった方に心の底からありがとうと言いたい」と喜びを語った。

 北海道教大岩見沢での4年間は札幌学生野球連盟2部でプレー、1年春から5季連続でベストナインを獲得した。1部より注目が少ない2部だが遠投は110メートル、捕球から二塁までの送球は1秒75という強肩とスローイングがスカウトの目に留まった。3年時には教育実習も行った文武両道。「レベルの高い環境で勉強していきたい。日本ハムで活躍した新庄さんのように名前が売れたら野球以外の面でも盛り上げられる選手になりたい」と意気込みを語った。