特大ギータ弾で王手だ! ソフトバンク柳田悠岐外野手(29)が、今日31日の日本シリーズ第3戦へ意気込みを語った。

 チーム2連勝で乗り込んだ敵地横浜は、過去の公式戦で抜群の好相性を誇る。ファンの記憶にも新しいのは2年前の推定150メートル弾。大舞台での再現を誓った。

 「またああいうのを打てるように頑張ります。ハマスタは行くたびに(安打を)打ってる気がする。ホームランを打ちたい。いつもホームラン狙いは変わらない」

 15年6月の交流戦でDeNA三浦から放ったスコアボード上部を破壊する一撃は語り草。同球場では過去10試合で36打数17安打の打率4割7分2厘、5本塁打、12打点とめっぽう強い。いいイメージがわくのも当然だ。本塁打を打てば日本シリーズ1号となる。

 第3戦はヤフオクドームの2戦と同じく1番で出陣する予定。本拠地2試合とも2安打をマークして連勝に貢献した。笑顔から充実感がこぼれる。「チームが勝ってるから、いいじゃないですかね。自分は1番なんで、塁に出たら後ろの打者が打ってくれる。頼もしい」と中軸を打つチームメートに感謝する。

 この日は福岡から移動。球場で行われた全体練習では、さっそくパワーを発揮。3スイング目に今度はスコアボード下部にぶち当てる推定140メートル弾で、“予行演習”を終えた。

 「今日は逆風だった。明日は風向きが変わって欲しい。ここはホームランが出やすいから」

 DeNAの先発が予想されるウィーランドとは初対戦となるが「特にイメージはないですね。よく打つ人でしょ」とだけ話した。超大型の1番打者が、肌寒さが増してきた横浜を熱く盛り上げる。【大池和幸】