ソフトバンクが延長11回、川島のサヨナラ打で劇的に2年ぶり8度目の日本一となった。7度胴上げされた工藤公康監督(54)が、優勝監督インタビューで喜びを語った。

 -今の率直な気持ちは

 工藤監督 もう苦しかったです。3連勝した後に、1つ負けて、やっぱりもう、選手もそうだと思いますけど、僕自身もほんとに、勝たなきゃいけない、負けられないっていう中で、選手たちが実力以上の力を出してくれて、強いホークスをこのヤフオクで、ファンの皆さんの前で出せたことが何よりも幸せです。ありがとうございます。

 -胴上げされたときの気持ちは

 工藤監督 今までにない、最高の気分でした。選手のみんなありがとう!

 -どんな気持ちで試合を

 工藤監督 必ず勝つと、3点取られたときも、絶対追いつくんだと、追い越すんだと、ここで決めるんだと。もう選手を信じて、ひたすら選手を信じて、采配を振ってましたけど、すごい、この負けてる状況の中で…。内川キャプテン! キャプテン!

(ここで内川がお立ち台へ)

 工藤監督 最高の男です。皆さん拍手をお願いします!

 -せっかくですので一言

 内川 いや、あの、ちょっと興奮して、みんなで裏で騒いでたんで、監督が何をしゃべっていたのか聞いてなかったんで、突然呼ばれてびっくりしたんですけど、今年はシーズン中もケガしまして、日本一になるチャンスをチームのみんなが作ってくれたシリーズだと思ってたので、最後それを、日本一という形で終われてよかったと思います。みんな本当ありがとうございます。

 -改めてファンに

 工藤監督 本当に1年間熱い応援、そして今年スローガンに掲げたワンダホー、心ひとつに、チームひとつに、九州を1つに、日本一を奪還しようと、その思いでやってきました。皆さんも同じ思いだったと思います。日本一になりました! 達成できました。本当にありがとうございました! ケイゾー(川島)よく打ったぞ!