千葉・鴨川で行われている秋季キャンプで外野の守備に挑戦しているロッテ大嶺翔太内野手(26)が5日、紅白戦で大暴れした。

 大嶺翔は白組の「5番遊撃」で出場。四球、右前打、右中間三塁打、右中間三塁打、左前打と4打数4安打の固め打ち。1人で5打点、2得点をマークし、14-7の勝利に貢献した。

 もともと速いボールを打つことが課題だったが、この日の4安打はすべて速球。井口資仁監督も本塁打を打った井上晴哉内野手(28)らとともに、大嶺翔の名前を挙げて、順調な調整ぶりをたたえた。

 この日は遊撃でプレーした大嶺だが、キャンプでは外野の練習にも加わる。まだ自分の外野グラブを持っておらず、同僚の清田に借りている状況だ。

 それでも「最初、外野と言われた時はショックでしたけど、試合に出られるチャンスをいただいたと良い方向で考えたい。今年はキャッチャーとピッチャー以外、全部あると思います。打てれば、どこかしらでチャンスが巡ってくる。そこに食い込んでいけばチームとしてもプラスになる」と意欲を見せていた。