稲葉篤紀監督(45)の初陣となる「ENEOS アジアプロ野球チャンピオンシップ2017」(16~19日、東京ドーム)に向けた侍ジャパン強化合宿2日目の10日、プロ野球の熊崎勝彦コミッショナー(75)が宮崎に激励に訪れた。

 練習の冒頭に、監督、コーチ、選手の前であいさつ。

 「WBCについては、2回の優勝、そして4位以内と全体としては好成績を収めてきた歴史がありますが、オリンピックについてはまだ金メダルが取れてない。何としてでも2020年は東京でのオリンピックであるわけだから、何としても金メダルを奪取できるように結束して努力しようじゃないか。練習に励もうじゃないかということを強く訴えてきました。国家、国民の熱い熱い期待と、熱い熱い支援を受けて、まさに日の丸をしょって、オリンピックの大舞台で日本の野球の限りない底力を世界に示そうじゃないかと話しをしました。そのためには今回のアジアチャンピオンシップがまず始まりで、また来年の3月、11月、そして再来年にはプレミア12が行われる。そして翌年にオリンピック。1つ1つの試合が、まさに力を磨く絶好のチャンス。決して手抜きは許されない。1歩1歩、勝利を収めながら、オリンピック金メダルに向けてのたゆまない精進と鍛錬を続けてほしい」と期待した。