ソフトバンク工藤公康監督(54)が年末に米国へ“留学”することが16日、明らかになった。

 「どこかの学校に入学するとかではないけどね。1週間もないくらいだけど、いろいろとね」と笑った。年末年始にかけて米国アリゾナをはじめとする、自身がこれまでも学んできた場所、知り合いの先生のところを渡り歩き、人体についての最新理論やトレーニング論を学ぶという。

 体の仕組みについてもっと知りたいという探求心と、選手たちに少しでも長くプレーを続けて欲しいという親心から、短いオフに休むことよりも学ぶことを選んだ。すでに米国へ向け大量の資料を送っている。

 この日も宮崎秋季キャンプで「工藤塾」と言われる密着指導が夕方まで続いた。「なぜ、その練習を課すのか。説得力を持たせないといけない」。筋肉の仕組みなどを解説して、理解させて練習をさせている。連覇へ向け工藤監督自身も学び、成長していく。