西武は17日、埼玉・所沢市内の球団事務所で来季から2軍投手コーチを務める杉山賢人氏(48)、許銘傑氏(40)の就任会見を行った。

 杉山氏は今季、台湾ラミゴで投手コーチを務め、99年以来の西武復帰。「ゆくゆくは、もう1度ライオンズのユニホームを着たいと思っていた。今年(リーグ)2位で、あとは優勝しかない。若い投手の底上げが本当に大事になると思う」と表情を引き締めた。

 許銘傑氏は西武在籍の12年間で49勝をマーク。オリックス、台湾ラミゴでのプレー後、16年に現役を引退した。今季は台湾プロ野球の年間王者を決定する台湾シリーズに進出した中信兄弟で1軍投手コーチを務めていた。「(投手コーチのオファーには)ビックリした。また戻れるとは思っていなかったので、感謝の気持ちでいっぱい。自分の知識、経験の全てを伝えて、いい投手を育てていきたい」と意気込みを語った。