放任主義からはい上がれ! 阪神金本監督が、今オフは自主性を重んじる方針を示した。「一番、やったやらないの差が出る時期。ある程度続けていけば秋にやったことが来年に結びつく。何もやらなかったらゼロになる」とした上で「自己責任やね、やる、やらんは」と明かした。1年前は若手24選手を指名し、オフのノルマとしてバーベルスクワットの数値アップを課した。今オフは目標設定を定めない。「去年、一昨年にある程度言って大体分かっていると思う。やらなかったら自分が落ちていくだけ」と厳しい言葉だ。

 若虎はキャンプ打ち上げから中1日を空けて、この日から甲子園で“継続キャンプ”をスタートさせた。

 投手は山本、野手は伊藤隼を最年長として、高山、大山ら20代の若虎約20人が集結。ランニング1時間、ウエートトレ1時間で汗を流した。指揮官の言葉を聞くまでもなく、各自がトレーニングにいそしんだ。