オリックス山岡が1日、大阪市内で契約を更改し、約3倍の年俸4300万円(推定)でサインした。昇給2800万円は、アマ球界から入団した球団新人では史上最高額。昨年のドラフト1位右腕は「思っているよりもかなり高く評価してもらった。何も言うことないです」と笑顔を見せた。

 援護に恵まれない試合も多く8勝11敗と負け越したが、先発ローテを1年間守り続けたことが査定ポイントを多く稼いだ。球団新人で規定投球回の到達は06年平野佳寿以来。球団幹部は「新人王と同等のレベル」との扱いだった。

 侍ジャパン辞退の原因となった右肩腱板(けんばん)炎は回復。「新しい変化球にも挑戦したい」と珍しい縦のカットボール習得にも乗り出している。福良監督が来季開幕投手の候補に認める22歳は「来年もけがせず1年間投げきることを前提に、今年以上の成績を残したい」と誓った。