侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)建山義紀投手コーチ(41)がさいたま市内で10日、社会人チーム・日本通運の選手とともに野球教室の講師を務めた。

 102人の野球少年たちに稲葉監督はティー打撃、建山コーチは投球を、身ぶり手ぶりを交えて丁寧に指導した。終了後の取材ではこの日、大リーグ・エンゼルスの入団会見を行った大谷翔平投手(23)について言及。会見中継は移動中で見られなかったというが、日本ハムの“先輩”でもある稲葉監督は「赤いユニホーム姿はあんまり似合わないというか、見慣れない感じもしましたけど(笑い)、非常にワクワクしたような顔をしていた。日本でも二刀流で大丈夫なのかという声の中、5年で二刀流をやりましたので、メジャーでも十分やれると思います」と太鼓判を押した。また2020年東京五輪の招集についても「当然、出ていただけるものであれば、出てもらいたいという思いは持っています。ジャパンはトップチームでいきますので、今メジャーでやってる選手も含めて出てほしい」とラブコールを送った。

 自身も米レンジャーズでプレー経験のある建山コーチは「(エ軍は)レンジャーズ(と同じア・リーグ西地区)のライバルチーム。レンジャーズも大谷獲得に力を注いでいたので、古巣への思いを考えると、ちょっと寂しいですよね」と複雑な胸中? を明かした。