「メジャーリーガー大谷」に日の丸ラブコールだ。侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が10日、さいたま市内で建山義紀投手コーチ(41)と日本通運の選手とともに野球教室に参加。約100人の少年たちを指導し、終了後には、大谷の、2020年東京五輪日本代表入りを望んだ。

 稲葉監督は慎重に言葉を選んだ。大谷の代表招集の可能性を問われると「当然、出ていただけるものであれば出てもらいたい。ジャパンはトップチームでいきますので、今メジャーでやってる選手も含めて出てほしい」。大リーガーとなっても、「オオタニ」は日本が誇る逸材だ。

 日本ハムの先輩として人柄、実力を熟知している。入団会見は移動中で見られなかったというが「日本でも二刀流で大丈夫なのかという声の中、5年でやって見せた。メジャーでも十分やれると思います。貫き通してチャレンジしてほしい」。今後はエ軍の試合中継を含め、侍の中核候補としてチェックを続けていく意向だ。【鎌田良美】