日本ハム西川走法でアピールだ! 阪神ドラフト3位の熊谷敬宥(たかひろ)内野手(22=立大)らが22日、新人合同自主トレで初となる、ベースランニングを行った。新人選手が次々に走っていく中で、熊谷が自慢の足を飛ばした。一塁、二塁、三塁…直線ではぐんぐん加速して、無駄のない走りを見せた。

 50メートル5秒8の快足は、大きな武器。この日は計測されなかったが、14秒台でも速いといわれる中で、大学時代のベースランニングのタイムは13秒8。「ツーベースよりも三塁打のほうがいいですし、シングルヒットよりもツーベースのほうがいい。盗塁にしても、一塁より二塁にいた方が守る側としては嫌だと思う」と走塁に強いこだわりをのぞかせた。

 プロ野球の映像をテレビやユーチューブで見るなど、研究も怠らない。特によく参考にしているのは、日本ハム西川。「足が速い人のプレーを見ると、最短距離で走っているなと自分なりに気がついた。西川遥輝さんは、ベースの回り方とかすごいうまい」。昨季パ盗塁王で両リーグトップの39盗塁だった西川は、絶好の手本となりそう。「常に次の塁、次の塁というのは意識しています」。1軍キャンプ参加が内定している韋駄天(いだてん)は、足を武器に生き残る。【磯綾乃】