阪神石崎剛投手(27)が、「球児イズム」で制球力アップに手応えを深めた。沖縄で藤川らと約3週間の自主トレを終え、26日は鳴尾浜で練習。「自分では気づかない部分をすごく学べました」と収穫を口にした。

 テーマは制球だ。球児には、体の使い方を指南された。「コントロールが良くない。ライン作りについてものすごく、キャッチボールから重点的に意識しました。どうしたら狙ったラインに投げられるか」。制球力が向上すれば、鬼に金棒だ。150キロを超える球威はチーム屈指。昨季は8月以降、1軍に定着し、セットアッパーとして、26試合に投げて防御率1・17と抜群の安定感を誇った。

 すでにブルペンで捕手を座らせた投球も開始。「アドバイスいただいた後に投げたらラインを外れず、投げられる」。救援のスペシャリストと寝食をともにして感謝。「すべてにおいて、野球に全部、つなげておられる」。必勝リレー入り、制球力を身につける。