ソフトバンクが6日、今季から導入される新制度「リクエスト」対策に乗り出した。全体練習後の特守で、遊撃今宮と二塁明石が併殺プレーを入念に確認。審判に「踏んでいる」と見られるように、ベースへの入り方の修正に取り組んだ。昨年まで本塁のクロスプレーなど限られたリプレー検証が、今季からすべてのアウト、セーフにまで広がる。14年に同様のルールが導入されているメジャーでは、内野ゴロの併殺打の際のベースカバーで判定が覆るケースが頻発。捕球前に足がベースから離れたり、空過するなど、しっかり踏んでいないことが理由だ。

 今宮が二塁に送球すると、明石がベースの中心付近をしっかり踏んで捕球。他の踏み方も試しながら、練習を繰り返した。今季は併殺で試合終了…、と安心していたら「リクエスト」でサヨナラ負けもある。水上内野守備走塁コーチは「今までより、しっかり踏むように」と適応を促した。