阪神OBが大学生を指導する「冬季特別トレーニング」が9日、甲子園で行われ、桧山進次郎氏(48=日刊スポーツ評論家)らが参加した。桧山氏は「どんどん練習を積んで、上(のステージ)に行っても好きな野球をやってほしい」とさらなるレベルアップを期待した。

 昨季限りで現役引退した狩野恵輔氏(35)は今回初参加。自身の現役時代の体験談も交えながら「『これいいな』っていう(教え)を取っていって」などアドバイスを送った。京大で主将務める村山智哉捕手(4年=明和)は16年に続く2度目の参加。「普段なかなかプロでキャッチャーをやっていた人の話を聞く機会がない。貴重な機会でした」と積極的に質問し、貪欲に技術を吸収した。

 智弁学園(奈良)で16年にセンバツ優勝を経験した、大商大・岡沢智基捕手(2年)は「自分では分かっているつもりでも、それを(実践)できるのがプロ野球選手。目標はプロでやりたいです」とプロの技術を目の当たりにし、目指す所を新たにしていた。