「8番遊撃」で先発したロッテ平沢大河内野手(20)が、ソフトバンク千賀の“おばけフォーク”を打った。

 4回2死一塁の場面で千賀のフォークを捉えて右中間へ適時二塁打。「千賀さんという良いピッチャーから出たのは自信になります。甘い球をしっかり捉えられた」と笑顔を見せた。

 井口監督も「大河もちょっとずつ良くなっている。結果を残して自分でポジションをつかまないといけない立場なんで」と評価した。

 同じ遊撃を争い、これまで絶好調だったドラフト2位藤岡裕大内野手(24=トヨタ自動車)が3日の日本ハム戦で首を痛め、欠場中。井口監督は「藤岡がいない間、大河は意気に感じてやっていかないといけない」と期待する。

 宮城・多賀城市出身の平沢は、3月11日のソフトバンク戦に向け「僕や被災した方にとって一生忘れられないこと。そういうものを心に秘めてプレーをしたい」と誓った。