楽天5年目の内田靖人内野手(22)がオープン戦2号ソロを放ち、開幕1軍へ猛アピールした。13日、静岡・草薙球場で行われたDeNA戦の9回1死から、国吉の139キロのカットボールを左中間スタンドに運んだ。オープン戦出場8試合連続安打で、打点は12球団トップの9打点。26打数12安打で打率4割6分2厘に伸ばし「風があったのでいかないかと思いました。今日も途中からと分かっていたので、しっかり準備しました」と喜んだ。

 「4番三塁」で先発したウィーラーに代わって途中出場。0-7と完封負け寸前から、チーム唯一の得点をたたき出した。梨田監督は「負けは負けでも完封負けとは全然違う。チームに元気が出るホームラン。かわいらしい大砲。成長の跡が見える」とたたえた。

 常総学院(茨城)から13年ドラフト2位で入団。大卒1年目のルーキーとは同学年になる。対戦したDeNAのルーキー楠本泰史外野手(22=東北福祉大)に対しては「負けられない。福祉大なので、ファームの時に練習試合でも対戦してます」と刺激にする。30日の開幕まで約2週間。「まだまだアピールしないといけない。1打席1打席、アピールのつもりで打席に入ってます」と引き締めた。