ロッテ打線が、先発全員安打の大爆発を見せた。前日4日のオリックス戦では4安打1得点に封じ込められたが、わずか1日で息を吹き返した。5番鈴木が今季1号2ランを含む4安打と活躍するなど、今季最多18安打をオリックス投手陣に浴びせて打ち勝った。

 この日の1安打目が17打席ぶりのヒットだった鈴木は、結果を求めるあまりに小さくなっていたスイングを、ロングティーで本来のものに戻して復調。「ホッとしたのはありますが、練習から謙虚にやっていきたい」と笑顔をみせた。

 7番福浦は、3回にチーム初安打となる左前打。2000安打まであと33本とした。鈴木は福浦の存在について「僕が打てなくてもベンチに帰ってきた時に『次、次』って言ってくれたり。誰ひとりとして落ち込まないような雰囲気が作れているし、チームの雰囲気はすごく良い」と感謝した。【千葉修宏】