限局性腹膜炎から復帰した日本ハム清宮が、イースタン・リーグ西武戦に「3番一塁」で先発出場し、1回1死三塁で迎えた第1打席で先制中犠飛を放った。安打こそ出なかったが、公式戦5打席目、オープン戦から数えると24打席目でのプロ初打点に「みんながくれた打点だなと思います」と笑みを浮かべた。

 1打席目の初球だった。西武の4年目右腕、玉村のフォークボールを中堅へ打ち上げ、最低限の仕事を完了。4回の第2打席は内角高めいっぱいの140キロ直球に詰まり、中飛に倒れた。バットが折れて「試合では初めて。大した初ではないですけどね」と苦笑い。4回の守備から退いた。

 復帰後、初の一塁守備ではボールをお手玉するシーンもあったが、完全復帰の日は近い。「良い3日間でした」と充実の表情で、3連戦を振り返った。【中島宙恵】