日体大のドラフト1位候補・松本航投手(4年=明石商)が無四球で今季初完封を飾り、筑波大に先勝した。

 三塁どころか、二塁を踏ませたのも5回の1イニングだけ。安打を許した2、5回以外はすべて3者凡退に抑えた。「今日はゾーンをしっかり使えた。完封できて良かった。筑波大さんはあまり三振をしないので、打たせて取って守備にリズムを持っていきたかった」と今季4勝目を振り返った。

 リーグ連覇の可能性が消え、狙うは2位確保と秋へつながる戦いだ。古城隆利監督は「去年の秋と今年で打点が倍ぐらい違う。去年もしのいで勝っていたのは同じだが、今年はあと1本が出なかった。昨年は(明治神宮大会を優勝し)一番遅くまで試合をやらせてもらったが、今年は秋に向けて一番早くスタートを切るんだという気持ちでいこうと話した。残りの試合、しっかり勝ち点を取りたい」と話した。