ロッテが今季最多の12得点を挙げて首位西武を圧倒し、連敗を3で止めた。

 第12胸椎圧迫骨折が完治した角中勝也外野手が4番に復帰。2点を先行された2回にマット・ドミンゲス内野手が逆転の来日1号3ランを放つなど、この回8得点で形勢をひっくり返した。

 角中の復帰で5番に下がった井上晴哉内野手が3安打4打点、2番藤岡裕大内野手は3安打1打点、3番中村奨吾内野手は8回の右中間二塁打で16試合連続安打を継続するなど、計13安打の猛攻だった。井口資仁監督は「(2回は)今年一番のつながりだった回だと思う。カク(角中)が入ると打線の厚みが増してくる。やっと戻ってきてくれた」と主軸の復帰を歓迎。

 一方で、角中は犠飛で1打点を挙げたものの、スタメン出場した野手で唯一の無安打。「先発唯一のノーヒット。メンタルやられてます」と冗談ぽく苦笑いを浮かべた。